今、東アジアでの問題は米国と中国の覇権争いでしょう。
中国は米国にこういう提案をしているそうです。
「太平洋の真ん中に縦に線を引いて、西側を中国領、東側を米国領にしようぜ」
米国は同意していません。いまのところ。
日本にとっては頭越しにこんな合意がされたらたまりません。
TPP や原発など、ささいな問題になってしまうほどの衝撃です。
・・・というのが前提でのお話。
・・・
米国では大統領選挙の候補者選びが佳境に入っています。
大統領選挙には民間から支援のお金が集まります。それは違法ではなく、たくさんお金を集められる人が有力な候補、という仕組みです。
クリントン氏は前回、4年前の大統領選にも出ていました。そのときは中国系企業から多額の資金援助を得ていたと報道されていました。
今回も中国系企業と切れているとは考えにくい。なぜか報道されていませんが。
とすればクリントン氏が大統領になったら、ちょっと怖い。すぐに国境の線引きが始まることは無いでしょうが、日本軽視が始まるでしょう。
一方、トランプ氏も中国、日本、メキシコを名指しで敵対発言をしています。しかしそれは経済関係のこと、と読み取れます。
日本にとってどちらが怖いか。私はクリントン氏のほうが怖いと思います。
頑張れトランプさん。
放言を繰り返している彼が大統領になったら、実際にはどんな政策を打ち出すか見てみたいという気持ちもあります。
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