中国の通貨 「人民元」 は米ドルに連動するように中国政府によって管理されています。
その元が切り下げられました。8月11日対ドルで1.9%切り下げると、中国人民銀行が発表しました。まあ、中国もお困りだから仕方がない、そう考えていましたら、翌12日にも1.6%切り下げを発表しました。2日続けて、合わせて3.5%の切り下げ。
主要国首脳が夏休みに入ったところでの発表。中国も 「まずいことをやってる」 という意識が有るのでしょう。
ネット上では 「通貨戦争」 という言葉が躍っています。
基本的に、貿易で有利になるように自国の通貨は安くしたいのが各国の本音です。
しかし市場の判断に任せられている為替レートは思うようにならないもの。
そんな状況で中国は国の管理のもとで 「元安」 を強行しました。それなら 「我が国も」 という国々が現れてきます。それが 「通貨戦争」 と呼ばれます。
円安を批判する経済評論家が居るのは日本だけですよ。
さて夏休み中の各国首脳はどう反応するのでしょうか? 明日からの動きを興味を持って見守りたいです。
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