経済状態はそんなに悪いの?

 

伊勢志摩サミットで安倍首相は

リーマンショックなみの危機が再発してもおかしくないほど世界経済が脆弱になっている」 との認識を表明しました。

参考データとして、

・エネルギーや食糧などの商品価格が下落

新興国からの資金流出が起き、成長率の下方修正が繰り返されている

を挙げました。

 

・・・

 

ここでリーマンショックについて思い出してみます。

2008年9月15日、米国のリーマンブラザースが破たんしました。それをきっかけに世界的に不況に陥りました。

 

それ以前に米国政府は危機に立っていたファーニーメイとフレデリックマックを救済しましたが、リーマンブラザースまでは手が回らなかったようです。

 

破たんの原因はサブプライムローンなどの不良債権証券化した怪しげな物を売っていたためです。 当時はいわば時限爆弾を抱えた好況だったわけです。

 

参考までにリーマンショック直前の日経平均株価は18000円ほど。その年の末には8000円ほどまで落ち込みました

昨日(2016年5月27日)の終値は16772.46円。

 

・・・

 

さて、現代。 時限爆弾にあたる物は何か? 普通に考えれば中国などの新興国の不況ですが、もう判っていることで、「時限爆弾」 には当たりません。

それとも誰かが怪しげな金融商品を私が知らない所で売りまくっている?(*)

 

安倍首相が 「リーマンショック前に似ている」 と言うのは、消費増税先送りを決めるための伏線でしょうか。

 

 

(*)

実は最近、私に、怪しげな金融商品を勧める営業電話がかかってきます。それかな?(笑)

 

サミットは無事終わりました

 

伊勢志摩サミットは大きな混乱も無く終了しました。

もっとも、各国首脳が無事本国へ帰るまで安心できませんが。

 

首脳宣言を見ておきます。

 

世界経済

・回復は続いているが、成長は引き続き穏やかでばらつきがあり、下方リスクが高まっている

・我々は新たな危機に陥ることを回避するため、適時に全ての政策対応を行う

・公共調達での腐敗リスクを意識し、透明性を向上

・財政戦略を機動的に実施し、構造政策を果断に進めることに関し、G7が協力して取り組みを強化することの重要性について合意する

・日本が主張してきた財政出動についても盛り込まれました。

 

温暖化対策

パリ協定の年内発効に向けて努力する


 テロ対策

G7が主導的な役割を発揮すること

・情報共有を進める

・寛容の精神や対話を促進



 東シナ海南シナ海における中国の海洋進出について

「状況を懸念する」とした上で、国際法に基づいて主張を行うことなど、海洋安全保障をめぐる法の支配「3原則」が明記されました。

 北朝鮮の核実験やミサイル開発について

「最も強い表現」で非難し、拉致問題を含む国際社会の懸念に直ちに対応することを強く求めました。

 

ロシアのクリミア併合を避難

 

女性活躍

 

サイバー空間の安全と安定

 

・・・

 

焦点の、ドイツが財政出動に同意するかどうか、ですが宣言を読む限りは 「適時に」 という条件付きで同意したようです。

 

安倍さんを嫌いな評論家の皆さんはどんな感想を述べるか楽しみですが、私の感想は 「成功」 です。

 

 

(ネット情報と新聞記事を合わせて、急いで書いたので書式が支離滅裂になってしまいました。ご容赦ください。)

 

このエントリーをはてなブックマークに追加