元JOC森会長の発言で騒動が盛り上がっています。「女性蔑視だ」 と。
しかし私は問題は別の所だと思います。そう思うことを2つ書きます。
・会議の在り方
「女性が入った会議は時間がかかる」 って、森さんはどんな会議が理想だと思っているのか。事務局が書いた議案を議長が読み上げて、参加者は 「意義ナーシ」 で全会一致、なのかな。そりゃあ早く終わるでしょう。
そんなの異常です。いろいろ意見が出て、最後に議長がまとめる、または議決する、そうすべきです。議論を盛り上げるべきです。そのための発言をするなら女性も男性も関係なく良いことだと思います。
あの発言を 「女性蔑視」 ととらえて煽ったマスコミの皆さん、視点がずれていませんか。
・JOC会長職は国会議員枠じゃない
後任に川淵さんに決まりかけました。良い人選だと思ったのですが、国会議員から異論が出ました。川淵さんは 「まずい」 と感じて辞退しました。
森さんは国会議員です。国会議員の皆さんは JOC 会長は自分たちがなるものと思っているのではないか。大臣と同様に国会議員枠だと。だから民間人に決まりかけたとき反対したのではないか。「決まり方が密室で納得できない」 っていうのは建前の理由でしかない。
後任候補に何人か名前が挙がっています。次期会長が国会議員だったら笑ってやりましょう。軽蔑を込めて。
訂正
森さんは東京五輪・パラリンピック大会組織委員会委員長でした。JOC 会長は山下泰裕氏です。訂正します。とはいえ、記事に書いた主旨は変わりません。
2月19日追記
次期会長に参議院議員・橋本聖子氏が決まりました。氏は当初、固辞していましたが説得に応じて引き受けました。
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