愛知県知事リコールの結果に違和感を感じました。
署名の83%が不正だった、ってあり得る?
リコール運動のきっかけは何だったか、思い出してみます。
過日開かれた あいちトリエンナーレ2019 「表現の不自由展・その後」 で不適切な展示がある、として高須クリニック・高須院長が声を挙げました。
それは、昭和天皇の写真を燃やして燃えがらを踏みにじるもの、他に慰安婦少女像や戦争時の日本兵を侮辱するものもありました。
愛知県と名古屋市はこの展示を後援していました。
高須院長の声に呼応して河村名古屋市長は後援を止める意向を示しました。対して大村愛知県知事は。憲法で保障された 「表現の自由」 を理由として継続を認めました。
その後、高須氏が大村愛知県知事リコールの署名運動を起こしました。それは昨年11月に終了し、県選管に提出されました。
署名は43万5334人でした。
愛知県の有権者数は612万人。リコール成立に必要な署名数は86万人です。
・・・
というのが経過です。
リコール署名簿を県選管がチェックしたところ、43万5334票のうち
・同一人物が書いたと思われる署名 90%
・選挙人名簿に登録されていない人の署名 48%
・選挙人名簿に登録されていない受任者に集められた署名 24%
合わせて36万2187票(83%)が無効と判断されました。
ここで疑問が出てきます。
・なぜこんな杜撰(ずさん)な署名活動をしたのか。
・県選管は、必要な署名数に満たない署名簿をなぜ精査したのか。
当事者の発言
大村県知事
「率直に言って驚愕している。誰が何のためにこんなことをしたのだろう。」
河村市長
「組織的に署名を偽造した犯罪があった。ものすごい怒っている。リコール制度の根幹にかかわる。真相を明らかにすることが僕の責任。」
高須院長
「(私は不正が)大嫌いです。不正が嫌いな私が、不正をやるわけがありません。不正をやってない証拠に、署名数が必要数よりも少なかった。少ない署名にケチをつけて、リコールをしないための陰謀だと感じています。(選管の調査は)『再びリコールをやったらどういう目に遭うか』という見せしめの儀式にみえます。」
さて、真相は?
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