今朝(6月9日)の中日新聞に出ていました。名古屋市は調査を始めるらしい。
名古屋城は戦災で焼失し、現在の天守閣は戦後に作られた鉄筋コンクリート造です。
記事によると
鉄筋コンクリートの劣化が進み、補強するか建て替えるかを迫られている。
補強するのに29億円、 建て替えるのに270~400億円かかるのだそうですが、補強しても劣化が激しく、長持ちしない。
それはわかりました。江戸時代の木造天守閣は素晴らしいし、国宝になっているお城もあります。しかし、現代に木造を作る意義はあるのか。ちょっと疑問です。
と思ったら、記事の続きがあります。
名古屋城は特別史跡になっているため、文化庁の方針で木造に限られる。
なるほど、納得。
しかし、材料の木材は手に入るのでしょうか。私の記憶によると江戸時代の天守閣には5万石(1万5000立方メートル)の木材が使われました。もちろん木曽のヒノキで。
先日、伊勢神宮のご遷宮が終わったばかり。そして名古屋城本丸御殿も完成したばかり。どちらも木曽ヒノキが使われました。
もれ聞くところによると、伊勢神宮は次回の式年遷宮用木材の入手を心配している、とか。
大丈夫でしょうか。文化庁さん、規制を緩めたら?
それとも外材を使いますか。
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