翻訳本は好きじゃなかったけど

 

私は外国人の書いた本は読まないことにしていました。もちろん日本語に翻訳されたものですが、何か読みにくいのです。

 ところが先日、本屋の棚の間を歩いていたら、この本に 「読んでくれ」 と呼ばれました。

    「ご冗談でしょう、ファインマンさん 上巻」 

                   リチャード P ファインマン著 大貫昌子

以前、内容の一部をご紹介しましたが、↓ 面白かった。

       夢を見る方法 - 如是我考 (hatenablog.com)

 

読みながら考えました。

どうしてこの本は翻訳ものなのに読みやすいのだろう?

なぜ他の翻訳本は読みにくいのだろう?

 

理由を考えてみました。

我々日本人と外国人とは考えの組み立てが違うのが原因かもしれません。

端的な例が名前です。日本人は 苗字→名前 ですが外国人は 名前→苗字 です。

同じように住所も書く順番が逆です。

いくら上手に翻訳しても、ものの考え方、原文の文章の組み立て方が違うから読みにくいのかな。

 

そういう意味では、この本の翻訳者・大貫昌子さんは著者・ファインマンさんと並んで天才かも。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加