敗者の美学

 

 11月3日の米・大統領選挙はやっと結果が見えてきました。

バイデンさんは勝利宣言の中で国民を2分した選挙をふまえて

「分断ではなく融和、結束して米国を盛り上げよう」

と言っています。

 

一方のトランプさんは

「選挙に不正があった」 「法廷に持ち込む」

と世迷言を言っています。

だれかトランプさんに 「敗者の美学」 という言葉を教えてやって。

もっとも欧米人には 「敗者の美学」 という思想は理解できないかもしれません。

 

・・・

 

英国発祥のラグビーにはひと昔前まで騎士道精神が残っていたように思います。

「勝者の美学・敗者へのいたわり」 です。

例えばラグビーではトライを奪った後、攻撃側は黙って、というより少しうつむいて自陣へ帰ったものです。敗者へのいたわりです。

 

英国人には 「勝者の美学・敗者の美学」 が理解できる気風が残っているかもしれません。というか残っていてほしいものです。

 

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