(この記事で、従来から有った全国の9電力会社を 「旧電力」 新しく電力小売りを始めた会社を 「新電力」 とします)
私は新電力の生き方が好きではありません。
旧電力の発電所から必要なだけ電気を買い、旧電力の送電網を利用し、停電、電力不足などトラブルが起きれば旧電力の援助を受ける、そして旧電力より少しだけ電気料金を安くして顧客を奪う、そんな生き方です。(*)
いわば、おんぶされた子供が後ろから親の頭を叩いている状況です 。
旧電力は 「悪ガキ」 に頭を叩かれながら黙っているわけです。
もちろん改正電気事業法(小売り自由化など)に沿ったやり方ですから文句は言えません。
「東京電力けしからん」 の世論が電気事業法の改正を後押ししました。
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今朝の新聞によると、
中部電力は新電力会社 「丸紅伊那みらいでんき」 へ出資することになりました。
出資比率は、丸紅56%、中部電力34%、伊那市10%、です。
出資比率34%といえば経営に影響力を持てる比率です。
旧電力の反撃が始まったようです。
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新電力の中には 「電源を再生可能エネルギーに絞る」 とのキャッチフレーズをうたっているところもありますが、それで電気料金を安くすることは出来ないでしょう。
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