最近読んだ本。経営難の銭湯を再建する話です。
こんな一節がありました。私は共感しましたので、長いけど引用します。
(途中省略した部分があり、文の流れが不自然な所があります。ご容赦ください。)
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今野敏 著 「任侠浴場」 より
世の中が変わった。変わって当たり前なのだと思うが、なんだか生きづらくなったと感じる。
世の中、なんだかクレーマーだらけになった気がする。
飲食店でも、客がちょっとしたことで文句をつける。
子供が怪我をしたら親が学校へ怒鳴り込む。
今どきの親はとんでもないらしい。運動会の勝ち負けを決めるのがいけないとクレームをつけると聞いたことがある。それを受け入れる学校があるというからたまげる。
飲食店の従業員も、学校の教師も生きづらくなっている。おそらく、営業マンも、コンビニのバイトも、建設業者も、タクシーの運転手も、誰も彼もが生きづらくなっているに違いない。
昔の日本人はもっと、他人の立場を思いやることを知っていたように思う。文句を言ったもの勝ちだというのは、アメリカの影響だろう。
そんな国で暮らすのは真っ平だと思うのだが、だんだん日本もそういう国になってきたような気がする。
アメリカは訴訟社会だと言ったがそれは都市部の話だ。
アメリカの大部分は田舎で、そこには昔ながらの生活が続いているのだろう。保守的で頑固でマッチョなアメリカがまだ確固として存在する。
今の日本人は、嫌なことばかり考えている。マスコミのせいもあるだろう。景気はなかなかよくならないとか、先行きは不透明だとか、国際情勢は予断が許さないだとか、テレビも新聞もそんなことばかり言っている。そりゃ、国民に警告することは大切だ。けど、テレビや新聞を見るたびに悪いことだらけじゃ、いい加減、嫌になる。
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私が一人が賛同してここに書いていても詮無い事。しかし共感してくれる人が1人でも居てくれればうれしいです。
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