電力不足と電気自動車

 

昨日、今日(3月22日、23日)と東京電力東北電力管内に 「電力需給ひっ迫警報」 が出されました。理由は

・先日の地震で複数の火力発電所が停止している

・この寒さで暖房のための電力需要が多くなる

・天候が悪く、太陽光発電の出力が落ちる

 

皆さんの節電努力で停電には至らず、警報も解除されました。

 

・・・

 

ところで、電気自動車は地球温暖化防止の切り札のように言われています。電気自動車が普及したら電力供給は大丈夫か? そもそも電気自動車は環境にやさしいのか?

考えてみました。

 

電気自動車の日本でのトップランナーである日産・リーフのカタログを見てみました。

  バッテリー容量 62kwh 1充電での走行距離 570km

とありますが、利用者の感覚では走行可能なのはせいぜい500km

1年間に1万km走行するとすれば電力消費は 1200kwh/年

 

比較として一般家庭の電力消費

いろいろな統計で微妙に数字が違いますが、およそ

  4000kwh/年(11kwh/日)

 

・・・

 

結論

電気自動車が普及すれば日本の電力需要は大きく増える。環境にやさしくない。

 

もう1つ気づいたこと

災害や電力不足で我が家が停電してもリーフを持っていれば5日間以上普通に電気が使える。ましてPHEVなど発電装置付きEVならもっと長期間凌げます。

・・・買おうかな。 

 

為替 円安

 

為替では円安が進行しています。原因は米国が利上げを決定したこと。米国は物価が値上がりしています。これを 「インフレ」 と捉えて、抑え込みのため長く続いたゼロ金利政策をやめ、利上げしたものです。

もう一つの原因は 「有事のドル」 と言われるようにウクライナ戦争でドルが買われていること。「有事の金」 で金価格も上昇しています。

 

一方で、ロシア・ルーブルはどうかというと、あまり変化なし、というか円が安くなっているので、目立ちませんがルーブルも安くなっています。しかし暴落というほどではないのが不思議です。

 

為替

  2月28日に 1ドル=115.49円だったものが

  今日(3月18日)は1ドル=118.57円

   

  注目のロシア・ルーブルは 2月28日 1ルーブル=1.060円                  

               3月18日 1ルーブル=1.072円

 

祈 世界平和

 

 

物価値上がり

 

先日、女房が買い物から帰ってきて言いました。「食料品の値上がりがひどい」

小麦粉も海産物も、ロシアのウクライナ侵攻の影響です。そのうえ燃料が上がっていて流通経費も上がっています。

みんな〇ーチンが悪い!

 

政府が目指す 「物価2%上昇」 が意外な原因で達成できるかもしれません。

ところが経済専門家は 「インフレは起こらない」 と言います。曰く 「物価は需要と供給のバランスで決まる。今の日本は需要が供給を下回っているので値上がりは起きない」 

 

・・・・・

 

おそれながら、経済専門家に反論します。

価格は需要と供給のバランスで決まる、という以外にもう一つの価格の決まり方があると思います。それはコストの積み上げで決まるものです。いくら物が売れなくても企業は自分の商品をコスト割れでは売らないからです。

 

よい例がガソリン価格です。ガソリン価格はコストの積み上げで決まります。需給のバランスで左右されるのは最終価格170円/Lのうちせいぜい±5~10円/L程度です。

 

というわけで物価上昇は止まらないでしょう。もう一度書きます。

みんな〇ーチンが悪い!

 

首相対財務省 財務省の勝ち

 

先日こんな記事を書きました ↓

トリガー条項って何だったっけ - あんぶろ (hatenablog.com)

(国民民主党ガソリン税・トリガー条項を発動することを条件に予算案に賛成しました。岸田首相は 「検討する」 と約束しました。ここからは、税金を減らしたくない財務省と岸田首相の戦いになる。)

 

ニュースによると補助金を25円に増額することになりました。トリガー条項発動でガソリン税は25.1円下がります。とはいえ、トリガー条項を発動しないという決着になりました。財務省の勝ち。

 

・・・

 

首相対財務省で首相が負けるなど、本来はありえないこと。

岸田首相は玉木代表に言うんでしょう。

「実質25円の値下げなんだから良いだろう。な。な。」

 

まん延防止等重点措置 その後

 

コロナ新規感染者数は天井を打った感じがしますが、期待に反して減少傾向は緩やかです。昨日(3月3日)は7万0348人でした。

 

まん延防止等重点措置適用が変更になります。

期限延長 3月6日から21日へ

北海道 青森 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 石川 静岡 愛知 岐阜 京都 大阪 兵庫 香川 熊本

 

6日で解除

福島 新潟 長野 三重 和歌山 岡山 広島 高知 福岡 佐賀 長崎 宮崎 鹿児島 

 

他の県は適用されていません。

 

2月末

 

2月末です。ロシアがウクライナへ攻め込んでいます。

コロナ感染者は天井を打った感じですが、まだ減少しはじめた、とは言えません。

 

経済指標を書き残しておきます。比較として前月末の数字も。

日経平均株価 

              2月28日終値                       1月31日終値    

       26526.82円     27001.98円

 

為替       2月28日        1月31日 

   1ドル= 115.49円     115.46円  

   1ドル=  6.310元      6.361元 

   1ユーロ=128.93円     128.89円

   1元=  18.303円     18.155円

   1ウオン=0.0961円     0.0954円 

   1ルピー= 1.530円      1.540円

   1ポンド=154.37円     155.00円

   1ルーブル=1.060円      1.491円

 

ウクライナ危機のせいで世界の株価は大暴落し、この2~3日で少し戻しました。

ロシア・ルーブルは大幅に安くなってます。

 

戦争反対

 

ウクライナ紛争、ロシア軍がウクライナに攻め込んでいます。

テレビてみていると、ウクライナ人のおばあさんは 「私はどこへ逃げれば良いの?」

子供は 「死にたくない」 と泣いています。悲しいことです。

これらが不可抗力ではなく、プーチン大統領の指示で行われていることが腹立たしい。

 

我々日本人は 家族で食事ができる、暖かい布団で寝られる、静かな朝が迎えられる、これらのことが当たり前ですが、ウクライナの人たちはできなくなっている、どころか命の危機に瀕しています。このことがたった一人の横暴から起きていることの腹立たしさ。

 

当たり前のことを書いただけですが、「ネット世論」 なるものがあるとすれば私も 「戦争反対」 に一票投じます。

 

・・・

 

ウクライナ東部、ロシアとの国境に接しているルガンスク州ドネツク州は親ロシアの住民が多い地域です。その2州の独立を承認する書類にプーチン大統領が署名しました。そしてウクライナにロシアの傀儡政権を樹立しようとしているようです。

もちろん他の国は承認しません。中国は沈黙しています。

 

一般論として、ある地域が国として独立するためには、住民の意思と他国の承認が必要です。この2州は親ロの住民が多いことから、独立を言い出すかもしれませんし、ロシアへの併合を求めるかもしれません。

 

ルガンスク国、ドネツク国が誕生するか、ロシアの国境線が変わるか。私たちは世界地図が変わる節目に立ち会っているのかもしれません。

 

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