先日、太陽光発電のFIT制度買取価格について書きました。
今回はそのほかの再生可能エネルギーの買取価格について。
・風力
陸上風力 18円+税/kwh
洋上風力・浮体式 36円+税/kwh
・中小水力
5000~30000kw 20+税/kwh
1000~5000kw 27+税/kwh
200~1000kw 29+税/kwh
200kw未満 34+税/kwh
(既設水路利用型はこれより安い)
・地熱
15000kw以上 26+税/kwh
15000kw未満 40+税/kwh
メタン発酵ガス 39+税/kwh
間伐材由来 2000kw以上 32+税/kwh
2000kw未満 40+税/kwh
一般木質・バイオマス固体燃料(製材端材 輸入材 剪定枝 PKSなど)
10000kw以上 入札による
10000kw未満 24+税/kwh
農産物収穫に伴って生ずる液体燃料(パーム油など) 入札による
建設資材廃棄物 13+税/kwh
一般廃棄物・その他(木くず 紙 食品残さ 配色用油 黒液など)
17+税/kwh
・・・
先日書きましたように電力会社から需要家への電力の売値は15~26円/kwh。
太陽光発電については電力会社にとっての逆ザヤは解消されましたが、上記の各種再生可能エネルギーについてはまだまだ逆ザヤになっている部分もあります。国の方針としては、それでも再生可能エネルギーを拡充したいという意思が見て取れます。逆ザヤ分は賦課金として需要家に転嫁できますし。
こうして単価を並べてみると、利用を推進したいエネルギーと進めたくない(問題がある)エネルギーにはっきり差がついています。
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