昨日(2月8日)の中日新聞に気になる記事が出ていました。
「新国立に熱帯材 波紋」
環境非政府組織(NGO)が
「基礎工事の型枠に天然の熱帯材が使われた」
「東京大会の施設建設が、熱帯林破壊につながりかねない」
と問題視している、との記事です。
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フェアトレードという運動があります。途上国の人たちが地元の材料を使った製品を、私たち消費者が優先的に買ってあげる。それによって途上国の人たちを支援してあげる、というものです。よくあるのはチョコレート、コーヒー、手工芸品などです。
考えてみたら熱帯材を使った型枠合板も同じです。それが世界の需要と合致してうまく工業化できたものです。
フェアトレードが成功して工業化できた、何がいけないのか。
記事を読んでみると 「違法伐採された木材が紛れ込んでいるかもしれない」 と言っています。しかしインドネシア政府は違法伐採を厳しく取り締まっていますし、日本も原産国で認証を受けた合板しか買っていません。
なぜ反対するのか。考えてみました。
あの人達は困っている途上国の人を助けてやるのが気持ちが良いのであって、工業化に成功した商品は面白くない。そうか、彼らは大企業を嫌いな人達なんだな。
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