関税引き上げの影響

 

米国・トランプ大統領が中国製品に輸入関税増額を決定しました。

5月10日から 10% ⇒ 25% に。今度の対象は家具、食料品、革製品。

 既に自動車、航空宇宙関連、半導体関連などには25%の関税がかかっています。

 

米中貿易戦争激化と経済界は大騒ぎ。

株価は大幅下落。この数日で

  NYダウ 26700ドル ⇒ 26000ドル 

  日経平均 22300円 ⇒ 21400円(5月9日) 

約3~5%の下落です。

 

しかし、冷静に考えてみます。

そもそも輸入関税とは何が目的か。国内の産業保護です。海外から安い製品が入ってきて国内で同種の製品をを作っている産業が衰える。それを防ぐための関税です。

 

例えば家具でいえば、米国で売られる中国製家具の値段が20%ほど値上がりします。それで米国民は家具を買わなくなるかというとそうではなく、比較的に安くなった米国内製家具を買うでしょう。内需が減るわけじゃない。貿易量が減るだけ。

 

それが経済界にどれほどの影響を与えるか? 

市場は正直です。3~5%とみているようです。というか、ヘッジファンドの活躍と AI 自動取引の影響で値動きが大きくなる傾向があります。実際にはその半分程度か。

 

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