徴用工訴訟 韓国を擁護する

 

日本では 「韓国けしからん」 の大合唱。私はへそ曲がりの虫がむくむくと頭をもたげてきました。

 

先日韓国・大法院(最高裁)は日本企業に対し、戦争中の徴用工に対し損害賠償を支払うよう新日鉄住金に命じました。日本国内では各方面から反発の声が挙がっています。

「韓日請求権協定に反するものだ」 と。

 

これに対して日本の野党が沈黙しているのはなぜでしょうか。大企業の嫌いな某野党などは

「裁判に従って払うべきだ」

とか言うかと思いましたが、なにもコメントしていません。

 

日本政府は

「韓国政府が何とかしろ」

と、さかんに働きかけています。

 

・・・

 

しかし、韓国政府の立場で考えてみると

韓国も日本と同じで司法と政府とは独立しているはず。政府は裁判所の決定に口出しできない。

裁判所の見解は

「韓日請求権協定は国と国との約束で、国民を縛るものではない」

ということ。

 

とすれば日本政府が韓国政府に何を言っても判決は覆らないでしょう。

 つまり日本側がどう動いてもどうしようもないことです。

 

・・・

 

今後考えられる方法は

・両国が揃って国際司法裁判所へ提訴すること。

・韓国政府が 「超法規的」 措置を取って最高裁判決を捻じ曲げること。

・日本企業が決定に従って賠償金を払って、その後、韓国との付き合いは止める。

・日本企業が判決を無視し続け、強制執行で財産を没収される。

 (とはいえ賠償金は1人当たり1000万円。総額で1億円以下。後の財産をどうするか、韓国政府の処置を見ているのも一興です。)

 

文大統領も頭が痛いことでしょう。ご同情申し上げます。

 

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