天災が続発するわけ 立正安国論

 

お釈迦様は一切著作を残しませんでした。お釈迦様の教えである仏典は後に弟子たちが、「私は師の言葉をこのように聞いた(如是我聞)」 という書き出しで書いたものです。

私のブログの題は 「如是我考」。一応、仏典に詳しいふりをして書いています。

 

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日本列島は天災が続いています。天災なのだから仕方がない、のですが。

鎌倉時代末期、現在と同じように天災が相次ぎました。その時日蓮はこんな分析をし、幕府に上申書を出しました。それが 「立正安国論

 

法華経だけが唯一の正法であるのに邪宗が広まっている。だから天変地異が続いている。幕府は法華経を中心に政治をすれば、国家と国民は安泰となる」

 

幕府はそれを政治批判と受け止め、日蓮流罪となりました。

ところが元(モンゴル)からの攻撃(元寇)を受け、幕府は日蓮を呼び寄せ解決を図りました。

 

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この立正安国論を拡大解釈して 「天災が続くのは現政権が腐っているから」 という言説が出ていますが、拡大しすぎ。

 

 

(*)

念のために書いておきますが、私は日蓮宗とも創価学会とも無縁です。

 

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