ミヤンマー民主化後退か

 

ミヤンマーでイスラム少数民族ロヒンギャに対する迫害が続いています。

先日もロヒンギャについて取材していたロイター通信の記者2人が機密警察の罠にはまって、有罪判決、収監されました。

 

ミヤンマーと言えばアウンサンスーチー氏が最高顧問。しかし彼女は

「司法手続きに従って判断されるべき問題だ」

として決定に従う意向です。

 

2015年 「事実上のアウンサンスーチー政権」 が成立した後も軍部の力は強く、民主化は遅々として進んでいません。

 

スーチーさんについて我々は勘違いしているのかもしれません。

女性であることと、オクスフォード大卒という経歴から、民主化の旗手と思ってしまいました。これでミヤンマーも劇的に変化すると。

 

ところがロヒンギャに対する態度を見ているとがっかりです。

しょせん彼女も権力者の一族。大勢に抗(あらが)わないことにしているようです。

 

 

追記

スーチーさん擁護の立場で考えると・・・

最高顧問といえども裁判所の判決をひっくり返すべきでない、とお考えかもしれません。

また軍部との関係も、あわてず徐々に懐柔していくつもりかもしれません。

まあ、頑張ってください。

 

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