神社参拝の作法は 「2礼2拍手1礼」 です。ですが、ここではちょっと変わった考え方を聞きましたのでご紹介します。
私は休日には健康のためウォーキングをしています。途中神社が在り、お参りしていきます。いつも同じような時間に通りかかりますが、そこで時々お会いするおじいさんが居ます。こちらから声をかけたわけではありませんが、なんとなく目が合い 「よくお会いしますね」 というところから立ち話しました。
彼は 「2礼2拍手1礼」 の作法に従わず、深々とお辞儀をするだけ。
「私はここの神様のおひざ元に住まわせてもらって平穏な生活を送っている。それに感謝してお参りに来るだけ。願い事をするわけじゃないので、拍手して神様に振り向いてもらうつもりはない」
なるほど。私も見習おうと思います。
(*)拍手については別の意味があるという人も居ます。古代の権力闘争が激しかった頃、天皇や偉い人に会う時に 「手に武器を隠し持っていません」 ということを示すために拍手をした、というのです。
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