プルトニウムについて

 

毎日暑いですね。地球温暖化のせい? 

地球温暖化については諸研究機関の予測は平均すると10年間で0.2℃程度。この暑さは地球温暖化のせいではなく気圧配置のせいらしい。

 

とはいえ、地球温暖化防止 - 二酸化炭素の削減は急務です。

なのに日本は原子力発電を止めて代替電源を火力発電に頼っています。再生可能エネルギー普及を頑張っていますが、焼け石に水。今や火力発電に依存している割合は80%以上。諸外国から白い目で見られていることをご存知でしょうか? ・・・小泉さん。

 

原子力発電に対する反対論で一番大きなものは、使用済み核燃料の処分方法が確立されていないこと。問題はプルトニウムです。

 

ここでプルトニウムについてちょっと調べてみました。

国連大学教授・安井至先生のサイトを参考にさせていただきました。

 

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核燃料を燃やすとプルトニウムが出来ます。分子量によって数種類出来ますが、

 

・たくさんできるのは(重量比59.3%)

  プルトニウム239 半減期2.41万年 放射能強度1.4兆ベクレル/kg

 

・少量(重量比11.1%)だが放射能強度が強いのは

  プルトニウム241 半減期14.4年 放射能強度425兆ベクレル/kg

 

半減期放射能強度は反比例します。

 

どちらにしても放射能強度は何兆ベクレルという大きな値。

ただしプルトニウムが発する放射線α線α線は透過力が弱く、紙1枚で防御できます。しかし人が直接肺に吸い込んだら危険です。ですが一般人がプルトニウムを肺に吸い込む機会はほとんどありません。

 

理論的にはプルトニウムをリサイクルして核燃料に再利用できますが、世論の反対でプルサーマル計画は取りやめになっています。

 

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一方、プルトニウム原子爆弾の原料になるため、日本がたくさん持っているのは注目されています。日本には原爆を作る技術力は十分にありますし。

 

プルトニウムの危険性と二酸化炭素の削減。どちらを重要視するか。

私は後者を取るべきだと思います。

 

 

(*)ベクレル

放射性物質が1秒間に崩壊する原子の個数。よく使われる単位・シーベルトは生物への影響を勘案した数値(実効線量)で、発生する放射線の種類(α線β線γ線中性子線)によって生物への影響が異なるため単純にベクレル → シーベルトの換算はできない。

 

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