今、名古屋市美術館で印象派の画家・クロード・モネの特別展が開かれています。
モネといえば、連作 「睡蓮」 。
専門家の話では、モネは 「睡蓮」 を太陽の下で展示したかったらしい。
あの池はモネの自宅の庭に在りました。そして当時の写真を見ると、あの絵は池の畔、屋外で書かれたものです。なるほど。
しかし、太陽の紫外線は絵の具を劣化させるため、現代では薄暗い美術館に展示されています。
ところが私たちはあの 「睡蓮」 を太陽のもとで見ることができます。
徳島県にある大塚美術館です。大塚美術館の絵は全てコピーです。精密にコピーして陶板に焼き付けています。だから劣化する心配がありません。
大塚美術館ではあの 「睡蓮」 を屋外に展示してあります。モネの希望通りに。
見てきました。
しかし、あまり感動がありませんでした。
イヤ、私は絵に対する審美眼が有るわけではないので偉そうなことは言えませんが、なんだかボヤけた印象です。
大塚美術館がコピーする時には既に劣化が進んでいたのか、私の見る眼が無いのか?
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