医学界の怠慢

 

今年も健康診断を受けてきました。年1回、会社負担でやってくれます。ありがたい。

 

しかし、苦手な検査があります。胃のバリウム検査。造影剤であるバリウムを飲んで透視するやつ。バリウムが飲みにくいということもありますが、イヤなのはその後。

 

便が出なくなるのです。

患者への説明文には、「便が出なかったら下剤と水を500~1000cc飲んでください」 とあります。毎年のことで便が出ないのはわかっていますから、すぐ下剤を飲みます。ペットボトル入り水と一緒に。

 

でも出ません。

 翌日トイレに行って、触ってみると、肛門付近で便が固まっているのが判ります。
30分くらいかけて、アブラ汗をかきながらきばり出します。

 

ボトンとバリウムで固まった便が出ます。しかしその便の塊が水洗トイレで流れません。便器掃除用のブラシで突いて崩し、やっと流します。

 

しかし、バリウムが全部出た感じはしません。

毎年のことなので自宅に下剤を用意しています。指定量の倍を飲みます。やっと全部出ます。

 

毎年こんなこと。

こんなに患者に負担をかける検査がどうして改善されないのでしょう。

検査機器が高額だから長い間使って償却したい? それなら造影剤を工夫してもっと患者に負担を掛けない物にしたらどうでしょう。

 

・・・

 

もう一つの不満。それは放射線被ばくです。

1回の検査での被ばく量は3ミリシーベルトと言われています。

 

放射線被ばくは福島第一原発事故で話題になりました、放射線量は事故直後、福島市内で毎時3マイクロシーベルトでした。

国の安全基準は年間1ミリシーベルトです。

 

こんなことが許されている、そして改善しようという動きが無い医学界って?

怠慢!

 

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