自動運転車の開発競争がし烈です。技術はかなり上がっています。しかし、しょせんは機械。故障や誤作動からは逃れられません。
事故の時、責任は誰にあるのか?
国土交通省の研究会では、自賠責保険では保険金を支払う方向で検討中らしい。
ということは運転者の責任にしてしまうことです。
ただしシステムの欠陥が有ったときはメーカーに損害賠償を求める、とのこと。
保険というのは万一の事故で運転者に賠償を求められたときのために運転者が掛けるもの。保険金を払うことは、運転者が自分の責任を認め自分で賠償することと同義です。
ちょっと割り切れない。
自動運転・レベル4(運転者が運転に関知しない、または運転者が乗らない)でも運転者の責任ですか。
もっとも、事故が起きた場合誰かが賠償をしなければならない。それなら自賠責を使おう、というのは、現状では、まあ、それしかない、かな。
自賠責の場合は使っても契約者に割り増し負担は来ないわけで、文句を言う筋合いは無いのですが。
しかし、任意保険の場合はどうなるんでしょう。自賠責を使うなら任意保険も使え、となるんでしょう。
・・・
考えてみると、
「車は運転者の不注意で事故が起こるもの。だから運転者は賠償保険に入るべきもの」
という常識は見直すべき時です。運転者が運転しないのだから。
そしてシステム欠陥による事故はメーカーに賠償を求めるのなら、運転者向けの保険は不要じゃないのか。
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