森友問題について会計検査院の報告が出ました

 

森友学園問題について、会計検査院から報告が出ました。衆議院予算委員会からの要請に応えたものです。

 

要するに

「国有地の売却等に関し、合規性、経済性等の面から、必ずしも適切とは認められない事態や、より慎重な調査検討が必要であったと認められる事態等が見受けられた」

です。

一番注目されている売り渡し価格については 

「地下埋設物撤去費用(8億円余)の算定にかかわる検討が不十分」

 

 

野党やマスコミが言っている、安倍首相や昭恵夫人のかかわりには言及がありませんでした。

というか野党とマスコミが同じ論調で安倍批判をするのもおかしなことですが。

 

「公有地売却なのだから競争入札すべきだった」 という意見もありますが報告書では

「一時、他の学校法人からの購入希望もあったが取り下げられた。」

「(学校という公共性の高い事業の)実現性や公共随契の適正性等の審査を行い、処分等相手方として森友学園を決定した。」

と言っています。

 

大阪航空局(*)と近畿財務局の検討不十分、今後は公有地売却については十分注意せよ、という結論です。

 

・・・

 

安倍さんから財務省への指示は無かったでしょう。有ったとしてもその証拠を残しておくほどお役人はバカではありません。安倍首相と昭恵夫人のかかわりは関係者の 「忖度」 でしかなく、

「籠池夫妻と財務省の不始末」 

で終わりそうです。

 

 

(*)

問題の土地は以前、飛行場の騒音対策として国土交通省大阪航空局が買い上げたものです。

 

追記

本文中に 「関西財務局」 と書きましたが 「近畿財務局」 の間違いです。訂正しました。

 

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