オプジーボはなぜ高い

 

健康保険の収支を揺るがすような高い薬があります。ガンの特効薬 「オプジーボ」 です。

 

なぜ高い?

今朝の日本経済新聞に製薬業界代弁者へのインタビュー記事が出ていました。

大日本住友製薬社長・多田氏です。

 

「(オプジーボは)適用が広がったので社会問題化して大騒ぎになった」

「だが厚生労働省は適応の拡大は分かっていたはず。あらかじめ薬価で調整しなかったのが根本的な問題だ」

「薬価は診療報酬の一部。医療制度と連動して2年に1度変える制度設計だ」

 

へええー、そうなのか。

私は薬の値段が高いのは、開発・製造にコストが掛かっているから、と思い込んでいました。

 

ただし、多田氏はこうも言っています。

「付加価値を適正に評価しないとイノベーションは起きない。利益抜きで薬を作れというなら、それは資本主義ではない」

「世界的に見ると海外の製薬会社はさらに利益率が高い。投資家は一定の利益率を期待する」

 

なるほど。

 

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