ふるさと納税で勝ち負け

 

ふるさと納税が人気です。

ふるさと納税をした金額が所得税から控除され、その地方の特産品が返礼として送られますから、いわば、タダで返礼品が手に入るわけです。

そしてその返礼品が豪華な地域が有り、人気が出ています。

 

今朝(11月23日)の中日新聞

ふるさと納税 8割赤字」

「愛知の市町村 返礼品が加熱」

と出ています。

 

見出しを見ただけで、

「そうだろーなー、返礼品が豪華すぎるもんなー。」

と、納得してしまいました。

 

・・・

 

ところが記事の主旨は違っていました。 よく読んでみました。

「住民が選んだ自治体に寄付すると税の一部が控除される制度だが、(中略)居住地以外の自治体に寄付すれば住民税と所得税が確定申告で減税される」

 

つまり、

「居住地以外の自治体へ寄付すると、居住地での納税額が減る。居住地の自治体が赤字になる」

「愛知県内の自治体は返礼品競争で負けている」

この新聞記事はこう言いたかったわけです。

 

そして、有識者の意見として

ふるさと納税は当初、税が都市に偏る偏在の是正が狙いだったが、返礼品による獲得競争が過熱している現状は、本来の趣旨と完全にずれている。(中略)制度を見直すべきだ」

 

・・・

 

違うでしょう。本来の趣旨とずれていない。返礼品として地元の特産品を調達すれば地域活性化になるし。

 

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