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北投石とエセ科学

 

先日行ってきた台湾での経験です。

 

お土産物店へ入ったら 「マイナスイオンを発生する石」 というのがあって、その石をブレスレットやペンダントにして売っています。

「体に良い効能がある」 と言っています。

 

私の頭の中では 「マイナスイオン = エセ科学」 という図式が出来上がっていますので、「なんだろう?」 と思って売り場へ行きました。

 

・・・

 

売り場のお姉さんが流ちょうな日本語で対応してくれます。

「手の平から発生しているマイナスイオンを計る」 と言って電卓のような器具を私の手の平に当てました。すると 190 という数字が出ました。何の量だか、単位が何か、書いてありません。

そしてその石のブレスレットをしてから計ると 4000 くらいの数値が表示されます。

 

お姉さん 「すごいでしょう」

私 「へええ、すごいね」 

と言いながら横目でファイルに入っている説明書を読んでいました。そこには 「放射線が出ている」 とちゃんと書いてあります。この店はそれほど悪質ではないようです。

 

この石はラドン温泉の近くで採れるらしい。納得。

この石はマイナスイオンを出しているのではなく、放射線を出している。そしてあの測定器は放射線測定器でしょう。しかし、あの 4000 という数値の単位は何か? 

 

もちろん買いませんでした。ところが一緒に行った人は、買っていました。私は 「いいですねー」 と誤魔化しておきました。

 

・・・

 

福島原発事故の時、話題になりました。

レントゲンを扱っているお医者さんが 「放射線は微量なら体に良い」 と言っていたのを覚えています。

 

そうなんです。あの石はマイナスイオンではなく、微量な放射線を出している。だから体に良い。私の頭の中ではそう結論づけました。

 

あの石は 「北投石」 と言っていたと記憶しています。

 

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