強行採決について考える

 

山本農林水産大臣が 「強行採決は委員長が決めること」 と発言して野党から叩かれました。一応、前言撤回で事なきを得ました。

 

ところが今度は 「冗談を言ったら首になりそうになった」 と発言しました。

野党はまた怒って、ついにTPP承認議決が延期になってしまいました。

 

間違ったことは言ってないけれど、これを大臣が言っちゃダメでしょう。この人、大臣としての自覚が足りないようです。

 

・・・

 

ところで 「強行採決」 ってなんだ? 考えさせられました。

 

強行採決は委員会で良く行われます。委員会で多数を占めている与党が採決すれば勝つに決まっています。委員長が 「審議打ち切り、採決」 と宣言すれば与党が勝つ。

 

それを阻止するために野党は審議を引き延ばす。そして適当な時期に与野党が合意して採決を取る。そういう段取りですが、そんなの与野党のなれ合いでしかありません。

 

とすれば、野党が少数でも 「うん」 といわなければ採決できないし、採決すれば 「強行採決」 と批判される。

 

考えてみれば、くだらん習慣です。

我々有権者が投票した結果、与党が多数を占めているわけです。それを尊重しましょう。野党に配慮しすぎじゃないの

 

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