この夏も暑かったですね。ちょっとピークは過ぎた感がありますが。
さて今年の電力需給はどの程度ひっ迫したのか。
昨日(9月2日)の日本経済新聞の記事を見ました。
「猛暑の夏 電力ゆとり」
その理由は
「節電定着」 「再生エネ増加」 「新電力」
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たしかに再生エネは増加しているでしょうが、節電定着は本当でしょうか。
私の過去のブログを見返してみました。
21013年7月12日の実績(この年はこの頃から猛暑でした)
東京電力 予想最大電力量5150万kw ピーク時供給力5461万kw
中部電力 〃 2480万kw 〃 2724万kw
今年のピーク(2016年8月9日) 実績
東京電力 使用実績 5332万kw 供給力5985万kw(*)
中部電力 〃 2420万kw
(*)この項は日本経済新聞より
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ところで電力受給余裕の理由の一つ、「新電力」 について考えてみました。
新電力会社で新たに発電設備を作ったのか、あるいは従来の発電設備を流用しただけなのか。後者なら供給力増加に貢献していないことになります。
そして旧電力会社、例えば東京電力管内は新電力会社が伸びている印象がありますが、にもかかわらず、東京電力の供給力、使用実績は増えている。
なぜ? まあ、ご判断はお任せします。
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