どうしてオリンピックをやりたがるのか

 

いや、わかってます。オリンピックを開催すれば施設建設段階から景気刺激になるし、海外から観光客が来てお金を落としていくし、海外メディアの取材権料が入るし。

 政府や開催都市が負担する経費以上に収入があるのでしょう。だからやりたがる。

 

そもそもオリンピックを開催するためには、その都市と政府に財政的な余裕が有ること、治安が良いこと、住民の賛同があること、などが必要でしょう。可能な都市はそう多くない。

 

あくまで私見ですが、オリンピック開催が名誉なこと、儲かること、として喜んでいられるのは前々回・北京オリンピックまで。北京は 「オリンピックが開催できるまでに発展した」 という名誉で中国政府は大満足だったでしょう。

 

しかし前回・ロンドンはもうすでに世界から認められた大都市。今さら名誉など要らない。収支は知りませんが。

 

今年のリオデジャネイロは 「南米初」 ということで名誉なことですが、なんだかあやしい。工事が遅れているし、ブラジル大統領が解職の危機に立っています。

 

東京オリンピックも、もめごと続き。エンブレム、国立競技場、と問題が続き、今度は招致に不明朗なお金が動いたことが発覚しました。

一部には 「招致活動に不正が有ったら開催返上も」 という意見も出ています。

 

これからオリンピックの開催は名誉ではなく重荷になるような予感がします。どこかで開催しなくてはならないから、余裕のある都市が犠牲になってやる。そういう行事になっていくかも。

 

「東京は返上してロンドンへ」 そんな意見が出ているそうです。なぜ北京ではなくてロンドンなの? まあ良いか。 

それもあり、かな。

 

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