東電元役員起訴の理由

 

東京電力・元役員3人が強制起訴されました。検察審査会での 「起訴すべきだ」 との議決によるものです。

 

起訴の理由に 

津波で重大事故が起こる可能性を予測できたのに注意を怠り、44人を死なせ、13人にけがを負わせた」

とあります。

 

えっ? 私の認識では原発事故での死者は出なかった、と思っていました。44人も死んだ? どういうことだろう。

 

新聞記事をよく読んでみると 

津波による原発事故で、入院患者らに非難を余儀なくさせ、44人を死亡させた」

 

なるほど。

しかし、こじつけが過ぎるんじゃないですか。

 

人は必ず死にます。放射能を浴びたかどうかにかかわらず、寿命が来て。

この起訴理由を拡大解釈すれば、100年後には、「原発周辺に住んでいた人を全員死亡させた」 となります。

 

有罪に持ち込むのはちょっと無理かな。

あの、反権力の旗手・中日新聞でさえ 「過失責任 立証難しく」 と書いています。

 

しかし、この 起訴 ⇒ 裁判 が行われることで、被害を受けた周辺住民の溜飲を下げることが出来れば・・・。

 

意義はあります。

 

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