新聞の役割

 

私はこのブログでよく新聞の悪口を書きます。しかし今日は悪口ではありません。

新聞の限界を感じた出来事がありました。

 

大阪・梅田の暴走事故についての報道です。

先日(2月27日(金))の朝です。新聞を見ながらテレビニュースを聞いていました。

 

新聞には

「車は減速せず歩道に突っ込んだ」 とあります。

ところがテレビでは

「車は一旦ハザードランプを点けて停まり、その後スタートして歩道に突っ込んだ」

と言いっています。

 

ん? 言っていることが違うぞ。

 

正しかったのはテレビです。しかし私は新聞を責めるつもりはありません。

朝刊に記事を載せるためには前日の深夜までに記事を書かなければいけないので、その時点では正確なことは判らなかったからでしょう。

 

新聞の限界を感じた出来事でした。速報性ではテレビに負けます。

 とすれば新聞の生きる道、役割とは? 考えさせる出来事です。

 

私が新聞にお願いしたいのは、ある事件が起こったら1日遅れでいいから、その事件の原因、背景などを詳しく解説してくれること。

今度の事件でいえば、亡くなった運転者はどんな病気だったか、それで何が起こったか、どう対策すれば良いか、です。

 

もう一つの新聞の長所。テレビは伝える語句に限りがあります。その点、新聞は丁寧な解説が出来るはず。

 

そして、起こった事実のみを書いてください。記者や編集者の浅薄な意見など書かなくていいです。念のため。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加