ヘルメット って必要なのか

 

「事故防止にヘルメットは必須」 そんなへんな常識が広まっています。

もちろんオートバイに乗る時や工事現場では安全のために着けるべきですが、必要無いと思われる場面でも着用を促されます。

 

こんなことを言い出したのは、つぎのような写真を見たからです。

東名高速道路・豊田ー浜松間が完成し、報道陣に公開されました。そこに来ていた報道関係者がみんなヘルメットを着けています。工事が終わって広々とした路面。車はまだ通ってない。なにも危険が無いのに。

 

その関連でいつも思っているのは、「地震の避難で、なぜヘルメットが必要なのか?」 ということ。地震が起きた時、揺れている間は動けません。避難するのは揺れが収まってから。なのにヘルメットとか防災頭巾が要るのか?

 

なぜこんなことを言うかというと、ヘルメットを着けていると重くて行動が制限されるし、視界が狭められるからです。おまけに夏は暑い。長い間屋外に居れば熱中症の心配も出てきます。

 

もちろん私は企業人。安全作業のシンボルとしてヘルメットを着用すべき、ということは理解しています。

事故が起こった時、労働基準監督署に最初に言われることが 「ヘルメットを着けていたか」 であることも知っています。

 

でも、あえて提起します。「どんな場合もヘルメットを」 という規則は考え直した方が良いのではないでしょうか。

 

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