松竹梅のいわれ

 

お正月が近付きました。

最近は門松を飾る家が少なくなりましたが、その門松には松、竹、梅が使われます。

 

松竹梅は人が心がけるべき道を示したものです。

 

松は常緑。どんな季節にも緑の葉を茂らせている。どんな時にも、どんな相手にも態度を変えない。

「慈悲の心」。

 

竹はまっすぐ割れる。どんなにしても曲がって割れない。曲がった道を歩まない。

「 誠の心」。

 

寒いときに花を咲かせる。逆境でも腐らず努力せよ。

「堪忍の心」。

 

ついでに書きますと、

門松には南天(ナンテン)が添えてあります。真冬に赤いきれいな実をつけます。

南天・・・難を転ずる、という縁起物。

 

人心が荒廃している今日この頃、お正月には日本人の美徳について改めて思い起こしましょう。 大きな門松は無理かもしれませんが、下駄箱の上にミニ門松でも飾って。

 

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