木材の燃料としての潜在能力

 

以前 ↓ 書きました。

日本が丸太輸出 - 如是我考

「木材は自給できるエネルギー源です」

 

それでは日本に育つ木にはエネルギー源としてどれだけの潜在能力があるのか。

試算してみました。

 

(概算ですので端数は丸めました)

 日本の電力使用量(日本電気事業連合会より) 1億kw・・・a

 木質バイオマス発電 出力1万kwを1年間稼働させた場合の木材消費量10万t

(各バイオマス発電所の設備計画より推計)・・・b

本の森林面積 2500万ヘクタール(ha)(林野庁より)・・・c

森林の成長量 5~15トン(t)/ha・年(林野庁より)

        →10t/ha・年としました・・・d

 

上記データより

a×b= 日本の電力消費を木材だけで賄うと年間10億tの木材が必要

c×d= 日本の森林での成長量年間2億5000万t

 

かなりの潜在能力が有ります。しかし木材には建築など従来の用途にも使用しなければなりません。ほかのエネルギー源も必要です。

たとえば毎日排出される家庭ごみとか。

      ↓

 ゴミで発電 - 如是我考

 

バイオマス発電について考える三部作でした。

 

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