このブログで 「ギリシャはどうなるんでしょう」 と経過を3回ほど書き残してきました。ようやく落としどころが見えてきました。だから、たぶんこれが最終回でしょう。
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ユーロ加盟各国の代表とギリシャ・チプラス首相の交渉がまとまりました。
チプラス首相はギリシャ国会に財政緊縮案を提案し、賛成を得ました。内容は増税と年金制度改革。
これで、二転三転したギリシャ救済はギリシャがユーロ圏を離脱することなく、EU 諸国からお金を借りることで決着することになります。融資は最大860億ユーロ(11兆7000億円)です。
こうしてギリシャ問題は当面沈静化するでしょう。
世界の市場は安心感が広がり、株価が上昇しています。
ただし、ギリシャの国民生活は苦しくなるでしょうが。
私は思います。なぜユーロ圏諸国はギリシャを離脱させなかったか?
ユーロはギリシャ問題を抱えていることによって実力以上にユーロ安になっています。ドイツなど有力国の貿易が有利になっているわけで、ギリシャを離したくないのかな。
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