6月30日、ギリシャは IMF への債務不履行に陥りました。
EU は今後のギリシャ救済には緊縮財政実施が条件、としています。ギリシャは緊縮策を受け入れるかどうか、7月5日に国民投票を実施する予定です。
さて、最悪の場合を想定して、 EU 諸国とギリシャの交渉が不調に終わり救済策が取られなくなるとどうなるか? 私の勝手な推測です。
ギリシャの信用が低下し、誰もお金を貸してくれなくなる。
⇒ ギリシャ国内でユーロが不足する
⇒ 銀行でユーロの払い出しが出来ない
⇒ 公務員の給料や年金が払えない
⇒ 物資の輸入が出来ない。または前金でなくては買えない
そしてギリシャとしては次善の策をとるでしょう。
旧通貨・ドラグマを国内で流通させる。ドラグマは国内で印刷できますから。
ただし、ユーロとドラグマの交換比率は極端なドラグマ安になります。
ギリシャは観光立国ですから、ドラグマに換算した観光収入は増えます。経済は好転するでしょう。
ただし従来のユーロ建て債務は重くなります。でも、良いでしょう。どうせ返せないのだから。
それとも、奥の手があります。
AIIB(中国が主導するアジアインフラ投資銀行)に借金を申し込むこと。
えっ? ギリシャはアジアじゃない? インフラ投資じゃない?
良いじゃん、この際。
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