「一票の格差」 どうすればいいの

 

最高裁大法廷で

「昨年の参議院選挙での一票の格差が違憲状態である」

旨の判決が出ました。

 

格差は4.77倍。

 

ここでちょっと基礎知識。

 

参議院は任期6年で3年ごとに半数が改選される。

選挙区は都道府県ごとになっており、したがって人口の少ない県

でも定数は2人。3年ごとに1人が改選される。これが「1人区」

と呼ばれ、全国に1人区は31選挙区(31県)になる。

都道府県のうち都道府に1人区は無い)

 

ということは、是正するには人口の多い都道府県の定数を増やすか、

人口の少ない県の定数を無くすか、ということです。

 

判決の中で 

都道府県単位で定数設定する現行制度は見直すべきだ」

と言っています。

 

つまり、1票の格差を平等にするためには、人口の少ない県

4~5県で1つの1人区にするべきでしょう。

 

しかしそれでは、過疎地から代表が出ないという状態になります。

 この判決を過疎地の人たちはどう思って聞いているのでしょう。

 

そしてこの裁判を起こした原告の人達は都会人の傲慢?

 

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