バイオマス発電 最新事情

 

前回、再生可能エネルギーについて書きましたが、バイオマス発電

についてふれていませんでしたので改めて調べました。

 

政府のきめた FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)に

バイオマス発電電力の買取も入っています。

  未利用木材を燃料にした電力 32円/kwh

  一般木材を燃料にした電力 24円/kwh

 

これも太陽光発電同様に有利な条件になっています。言い換えれば

電力会社にとっては逆ザヤです。

 

そこで、各地で木材を燃料にしたバイオマス発電所が計画されて

います。(Wikipedia 調べ)

  45件 合計出力 27万kw に上ります。

 

私の試算では、これに要する燃料木材は

年間400万t → 600万立方メートル でしょう。

 

当然、事業者は未利用木材を使う予定でしょう。未利用木材と

いえば、おもに間伐材、林地残材ですが、それらの供給は十分

可能でしょうか。

 

参考までに数字を挙げますと、(平成25年実績)

  日本の木材総需要 7387万立方メートル

  うち国産材    2112万立方メートル(自給率28.6%)

 

さて、未利用木材の供給力は・・・心配です。

このエントリーをはてなブックマークに追加