株式市場で話題になっています。
「年金基金が株の運用を始めるので株価が上がる」 と。
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の業務概要書をNetで
見つけましたので書き残しておきます。
http://www.gpif.go.jp/operation/state/pdf/h25_q4.pdf
から引用させていただきました。
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GPIFの運用総額は127兆円
昨年度の収益は10兆円 収益率8.64%
昨年6月に資産構成割合(ポートフォリオと言うらしい)を変更
しました。
変更前 → 変更後 - 平成25年度末実績
国内債券 67% → 60%(±8%) - 55.43%
国内株式 11% → 12%(±6%) - 16.47%
外国債券 8% → 11%(±5%) - 11.06%
外国株式 9% → 12%(±5%) - 15.59%
短期資産 5% → 5% - 1.46%
各項目にカッコ内の「乖離許容幅」が決められておりその範囲内
に収まっています。
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収益率 8.64% は立派です。
GPIFの資金の1%が株式に流れるとすれば1兆円あまり。
東証の1日の売買代金が1兆5000億円程度ですから
それほどのインパクトにはならない感じ。
ただし、資産構成割合(ポートフォリオ)は時々変更されるよう
ですから、どうなるでしょう。
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