最近読んだ本 「衆愚政治」という言葉

 

衆愚政治」 というのは、選挙に落選した候補者が

「ワシの政策がアホな有権者に理解されなかった」

というとき使う言葉だと思っていました。

 

だから最近使われ始めた言葉、と理解していましたら

意外に古い本に登場していました。

 

「決断の条件」 会田雄次 著 1975年初版発行

 

冒頭でマキャベリの考えを紹介しています。それによると

「民衆は猜疑心や嫉妬心を持ちやすい。だから民主主義が

 成熟すると政治は優柔不断と足の引っ張り合いが起こる。

 衆愚政治の傾向になる」

 

なるほど。現代日本を見ているようです。

 

彼は、理想の政治は才能や徳をもった独裁者が行うのが

理想である、としています。

 

少々危険な思想ではあります。

 

この日記は私自身の読書の栞として書いたものです。

 

 

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