日本には木が多すぎる?

 

Net に驚くべき記事が出ていました。

 

「日本には木が多すぎる」 日経ビジネスオンラインより

http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130327/245731/?P=1

(無断引用ですが、Net 上で公開されているのでご容赦ください)

書かれたのは東大名誉教授の太田猛彦氏。氏は元日本森林学会の

会長。その道の権威者です。

 

日本は先進国の中で奇跡的に森林が残っている国、と自慢に思って

いたのですが、「多すぎる」ですか?

 

どういうこと?

江戸時代の歌川広重の浮世絵を見ると、確かに描かれている

風景はハゲ山ばかり。それに比べて現代は木が多い。

 

原因は?

江戸時代は、燃料(マキ)に、建築に、木がたくさん使われていま

した。だから木が伐られていた。ところが現代は燃料に木を使わない。

建築には外材が使われている。だから山の木が伐られない。

 

多すぎると何が困るの?

治水のために山に木が植えられました。山から川へ土砂が流出

しなくなります。すると海へ土砂が供給されなくなり、海岸の

浸食が進む。ということです。

うーん。難しいものですね、バランスが。

 

 

(ここから先は私の意見です)

しかし、今後は・・・

今、バイオマス発電が脚光を浴びています。原発が止まっている

こともあって、政府はバイオマスで発電された電気を高く買い上げる

政策を採っています。バイオマスの中で一番使いやすいのは

やっぱり木。

今後はまた山の木が伐られる時代が来ることでしょう。

というか、もう始まっています。

 

 

 

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