豊洲問題 小池知事はどうしたいのか

 

豊洲新市場への移転問題。

ニュースを見ていて、「関係者はいったいどうしたいのだろう?」 という疑問を持っています。

 

小池知事が登場して、豊洲への移転が決まっていたのをひっくり返した。理由は地下汚染。

そして怖い顔をした市場長が怒って発言しています。ところがテレビは怒声のみを報道して、彼が残留か移転かどちらを望んでいるのかよくわかりませんでした。

 

そもそも豊洲も築地も、地下汚染はしょせんコンクリート舗装の下の話。影響はないはず。政争の具にされただけです。

 

最近になって、皆さんの意向が少しづつ見えてきました。

それにると

自民党公明党民進党は移転推進。共産党は反対。

・例の市場長は残留希望

・マスコミはどっちつかずで煽っているだけ。まあ、マスコミってそういうもんですけど。

世論調査豊洲移転が優勢

・肝心の小池知事はどうなんだろう。まだ態度を表明していません。

 

都議会選挙が7月2日に迫っています。知事は勝敗が決してから態度を表明するつもりでしょうか。たぶん豊洲へ。

 

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野党もいろいろ悩みが多いんだな

 

天皇陛下生前退位法案が国会で成立しました。全会一致で。

 え? 全会一致? 共産党社民党も賛成したようです。

 

共産党社民党社会主義を目指す政党だと認識しています。

社会主義では、国民はすべて労働者階級。政党は共産党一党独裁です。天皇制の入り込む余地はありません。

 

生前退位法案に賛成することは天皇制を認めること。だから共産党社民党は反対、または棄権するのかと思っていましたが、賛成しました。

 

どうして?

その理由は、「憲法を守れ」 と言っていること。

憲法第1条には、天皇の規定があります。「守れ」 というからには天皇制も守らなければなりません。

 

 野党も悩みが多いんだな。

 

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天皇陛下 生前退位

 

天皇の退位等に関する皇室典範特例法」 が成立しました。国会の全会一致で。

 

それによると

公布の日から3年を超えない範囲で政令により施行される。施行の日に天皇は退位し皇嗣が直ちに即位する。

 

天皇は 「上皇」 とし、敬称は 「陛下」 とする。 妃殿下は 「上皇后」 とする

 

現在の予定では2018年末に退位、2019年1月1日に皇太子殿下が即位。元号はその日から改められます。

 

WLTCモード燃費

 

車のカタログには燃費の表示が義務付けられています。

現行はJC08モードですが、これでは実際の燃費と差があります。

そこで国土交通省は今年10月以降発売する車からWLTCモード燃費の表示を義務付けます。

 

WLTCモードでは走行モード別に燃費を表示するもので、例えばマツダ・CX3・ガソリンエンジン・FF車では

WLTCモード燃費:16.0km/ℓ(市街地モード:12.2km/ℓ、郊外モード:15.8km/ℓ、高速道路モード:18.0km/ℓ)

となります。

従来のJC08モードでは17.0km/ℓ でした。

 

(CX3・ガソリンエンジン車はまだ発売されていません。先行して公表されました。

 

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バイオマス発電についての危惧

 

今朝の日本経済新聞によると、ゴールドマンサックス系の各社がバイオマス発電に参入するようです。

 計画では10か所以上。発電能力は合計7万kw。

第一弾はジャパン・リニューアル・エナジー。茨城県神栖市に発電能力2万4400kwの発電所を着工します。燃料は木質チップ。

 

東北大震災以来、原子力発電所は多くが止まっています。替わって、再生可能エネルギーを増やそう。再生可能エネルギーの中で大きな能力を秘めているのはバイオマス発電です。だから拡充しよう。その考えは正しいと思います。

しかし心配があります。バイオマス発電用の燃料は足りるか? ということ。

 

参考になる数字を挙げておきます。

 

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2016年7月までに経済産業省に届けられているバイオマス発電設備は

235か所 合計出力 約400万kw(稼働中、計画中を含む)

 

消費するバイオマス燃料は出力1kwにつき年間10t強

したがって必要なバイオマス燃料は年間5000万t

 

発電事業者の計画ではバイオマス燃料として、間伐材など国産木材、輸入チップ、PKS(パームオイルの搾りかす)を使う計画です。

 

その供給余力について参考になる数字は

  国産木材生産量 2000万立法メートル

  木材輸入量 5000万立方メートル

  PKSの排出量は不明ですがパームオイルの生産量は世界で6200万t

  木材チップ輸入量は現在1400万t、ただし供給余力は多そう。

 

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再生可能エネルギー原発の穴を埋める、という方向は正しい。しかし、バイオマス燃料は足りるか? はなはだ心もとない。

 

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ミサイル避難訓練ってどうするの?

 

各地の自治体が 「ミサイル避難訓練」 を実施しています。

もちろん北朝鮮が日本に向けてミサイルを発射したらどうするか、という訓練です。

 

私は疑問に思っていました。何処へ落ちるかわからないミサイルの避難訓練って何をするの? って。

 

今朝の日本経済新聞が各地で行われている訓練を紹介しています。

爆風や破片から身を守るのを目的にしています。

避難先は地下室や公共施設の窓の無い場所。そういう場所がない場合は伏せるだけでも効果があるらしい。

ミサイルは発射から7~8分で着弾します。警報が鳴ってから数分の余裕しかない。

 

北朝鮮の発表によると、目標に対して誤差7mだった、といっています。しかし我々には北朝鮮が撃ち出したミサイルがどこを目標にしているかわかりません。

Jアラートが鳴ったらどうしたらいい? 全員避難? 現実的じゃない。 

 

二酸化炭素を減らすために その2

 

前回 「二酸化炭素を減らすには木を植えること」 と書きました。

それでは森林にはどれほどの能力が有るのか。勝手に試算してみました。

森林統計などから拾い出しました。間違いが有ればご容赦ください。

 

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CO2排出量は 世界で年間330億t うち日本は1億t

1haあたり森林の生長量は日本の森林では2.8t ⇒ CO2吸収量は2t/ha・年

本の森林面積は2500万ha 

⇒ 日本の森林のCO2吸収能力は5000万t

 

熱帯雨林では年間成長量が40t/ha という研究結果もあります。

 

(注意)

成熟した森林(原生林など)では木の生長量と同じ量が枯死し土に還ります。CO2を発生させながら。したがってCO2収支は ±0になっています。

 

世界のCO2総排出量330億tを吸収するには165億haの森林が必要。世界の森林面積は40億ha。

ただし熱帯雨林のように成長の旺盛な森林ならもっと少なくて良いはず。

 

世界最大の砂漠・サハラ砂漠の面積は10億ha。 

日本には新たに森林を育成する余地はあまり残っていません。どうすれば良いか 。 

結論は自明です。

 

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